審査基準

検定の各ジャンルの審査について

審査方法

協会認定審査委員によるジャンルごとの審査

ストリートダンス検定の審査は以下の手順で行われます。

  1. 検定会場で受験者の演技をビデオに録りながらその場で審査員による第一次審査を行います。
  2. 第一次審査の結果は本部で集計され平均点から暫定級を判定します。
  3. 協会認定審査員が協会本部で暫定級を基にビデオを見て最終審査を行います。
  4. 最終審査の結果を基に、協会認定審査員より受験者へのアドバイスを結果通知書にまとめ郵送します。

審査基準

基礎(BASIC)・技(TECHNIQUE)・全体(BALANCE)を基本とし各ジャンルに合ったパートに分かれています

審査基準 HIP HOP JAZZ LOCK HOUSE BREAKING POP
PART BASIC BASIC BASIC BASIC TOPROCK BASIC
TECHNIQUE TECHNIQUE TECHNIQUE TECHNIQUE SKILL WAVE
STYLE
ROLL系
BALANCE BALANCE BALANCE BALANCE POWER MOVE
&FOOTWORK
BALANCE

※POPのBALANCEは5~1級のみ

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HIP HOP
検定級 段階 視点 目安
10級 初級
ビギナーズ
「リズムに乗る」
ダウンアップ・ひねる・蹴る・倒すなど全身で音に乗りながらスムーズに動けている。
体の真ん中をしっかり使ってリズムを取れる。
9級 下半身(足・かかと・膝・腰)でしっかりリズムが取れる。
8級 首の動きでリズムのアクセントを取れる。
7級 アクセントを意識して体のそれぞれの部分を滑らかに動かせる。
6級 リズムの溜めとめりはりあるヒットを意識できる。
5級 上級
アドバンス
「リズムの流れを表現」
リズムをキープして流れを全身で表現できている。
上半身と腰とステップがなめらかに連動した動きができる。
4級 足から体へリズムがバネのように流れていく動きができる。
3級 リズムをキープし重心のコントロールができる。
2級 大小の動きのメリハリで音楽を表現できる。
1級 32ビートのリズムでしっかりアクセントをつける事ができる。
JAZZ
検定級 段階 視点 目安
10級 初級
ビギナーズ
「コンビネーション」
基礎と技術のコンビネーションができている。
アイソレーションの首・肩・腰の動きができている。
9級 リズムを感じながらのアイソレーションができている。
8級 ステップを踏みリズムを感じながらのアイソレーションができている。
7級 UP・DOWNを取りながら、アイソレーションができている。
6級 前後に動かしながらUP・DOWNを取りアイソレーションができている。
5級 上級
アドバンス
「バランス」
リズム感・技術力・表現力のバランスに富んでいる。
ROLLを加えながらUP・DOWNを取りアイソレーションができている。
4級 溜めを加えながらUP・DOWNを取りアイソレーションができている。
3級 ボディコントロールと左右の動きのキープができている。
2級 ボディコントロールと上下の動きのキープができている。
1級 ボディコントロールと回転軸のキープができている。
LOCK
検定級 段階 視点 目安
10級 初級
ビギナーズ
「技術」
動きの流れの中で正しく技術を使えている。
ベーシックをもとに曲に乗れている。
9級 足と腕を使った運動ができている。
8級 体全体を使った動作ができている。
7級 リズムに乗ったコンビネーションができている。
6級 コンビネーション間の技のつながりができている。
5級 上級
アドバンス
「技術の応用と表現力」
正確な技術の応用と曲に合わせた表現力がある。
リズムワークの習得ができている。
4級 アクセントを強調したリズムワークができている。
3級 流れの中で得た技術を使えている。
2級 音楽に乗ることを徹底してできている。
1級 イメージをもった振付の流れができている。
POP
検定級 段階 視点 目安
10級 初級
ビギナーズ
「リズムに乗る」
リズムに乗ってスムーズな流れで動きを表現できている。
手首・足・腕のPOP+HAND WAVE+FRESNO
9級 手首・足・腕のPOP+BODY WAVE+WALK OUT
8級 手首・足・腕のPOP+HAND WAVE+SAC WALK / BOTTOM FIRST
7級 手首・足・腕・胸のPOP+HAND&BODY WAVE+CREEPING / AIR POSE
6級 全身のPOP+HAND&BODY WAVE+ROMEO TWIST / EGYPTIAM TWIST
5級 上級
アドバンス
「音楽を表現する」
複雑な技を正確でスムーズ&ダイナミックにリズムの流れを理解し音楽を表現できている。
DIME STOP+TIDAL WAVE+NECK-O-FLEX / BOOGALOO+LEG ROLL
4級 TICKING(手首)+TOUCH WAVE(HAND WAVE)+TWIST-O-FLEX / BACK SLIDE+HIP ROLL
3級 TICKING(全身)+TOUCH WAVE(HAND&BODY WAVE)+MASTER FLEX / BOOGALOO JAMP / SIDE SLIDE+TOTAL ROLL
2級 POP VIBRATION(32ビート)+OLD MAN+KING COBRA
1級 全ての動きを取り入れ音楽に合わせてオリジナリティを表現できる。
BREAKING
検定級 段階 視点 目安
10級 初級
ビギナーズ
「基本のバランス」
基本のTOPROCK・FRIEZE・POWER MOVE&FOOTWORKの全身のバランスが取れている。
綺麗にしっかりステップを踏めている。
9級 綺麗な流れと静止がしっかりとできている。
8級 綺麗な流れからの静止がしっかりとできている。
7級 複数の技でのボディーコントロールができている。
6級 音楽の細かい音にも載せて多彩な技を決めている。
5級 上級
アドバンス
「音楽に乗る」
アクロバティックな動きと共に音楽を取りながら流れを作っている。
技ができているかだけでなく、使いこなせている。
4級 得意とするオリジナリティある動きができる。
3級 人が見て安心出来るようなアクロバティックな動きができている。
2級 自分のできることを表現して、技のキレや完成度を高めている。
1級 音楽に乗り難易度の高い技と独創性をもっている。

ブレイクダンス難易度表

難易度A

難易度B

難易度C

ウインド トーマス エアー
スワイプ Aトラックス系
ドラックス
ボム系 ボム系 ボム系
1990、2000(数周による) 1990、2001(数周による) 1990、2002(数周による)
ヘッドスピン系コンティニッション
(手を使った動き)
ヘッドスピン系・手放し
エッグ・バリエーション
ヘッドスピン系
ロングドリル
ハンド系 ハンド系 ハンド系
ラビット・両手 ラビット・片手 ラビット・オンビート・バリエーション
オリジナル技 オリジナル技 オリジナル技
HOUSE
検定級 段階 視点 目安
10級 初級
ビギナーズ
「リズムに乗る」
リズムを意識した正確な各ステップが自然な流れに乗って動けている。
ヒザのバネを使ってのリズムが取れている。
9級 8ビートと16ビートの使い分けができている。
8級 足と体のリズムのバリエーションが取れている。
7級 全身・足・体の動きが正確にリンクできている。
6級 細かいステップからダイナミックなターンができている。
5級 上級
アドバンス
「フロア―ムーヴ」
バランスのとれたフロア―ムーヴとオリジナリティーのある振り付けができる。
足のスムースなスライドができている。
4級 フロアとのスムーズなコンタクトができている。
3級 リズムを止めない反動を利用した体の動きができている。
2級 同じリズムでスタンス・スピード・大きさが変えれている。
1級 個性やフィーリングを持ってアクロバティックに動けている。

点数配分

BASIC 40点
TECHNIQUE 40点
BALANCE 20点
合計 100点

BASICが40点、TECHNIQUEが40点、BALANCEが20点の合計100点満点の各級90点以上がその級の合格ラインになります。
結果通知書には、級の判定と各パートの点数配分が記載されています。
また、協会認定審査員による今後のアドバイスも記載されていますので自身のスキルアップに役立てて、次回の検定に向け練習して下さい。